化学肥料削減に向けた実証実験を行うとともに、ポリマーの原材料多様化の可能性を研究EFポリマーはこの度、農林水産省が推進する「みどりの食料システム法に基づく基盤確立事業実施計画」の事業者として認定を取得し、内閣府沖縄県総合事務局より認定証の交付を受けました。沖縄県内の事業者としては初めての認定となります。 みどりの食料システム法に基づく基盤確立事業実施計画とはみどりの食料システム法(※1)では、環境負荷の低減に取り組む農林漁業者に役立つ技術の提供等を行う機械・資材メーカーの事業計画(基盤確立事業実施計画)を国が認定し、認定を受けた事業者が設備投資の際に税制・金融上の支援措置を受けることができるほか、同法に基づき都道府県知事の認定を受けた農業者が設備投資を行う場合の税制特例の対象となる機械の確認を受けることができます。今回、EFポリマーは農林水産省による審査の結果、令和5年8月9日(水曜日)付けで主務大臣(※2)の認定を取得しました。 EFポリマーの「基盤確立事業実施計画」の概要本事業を通して、EFポリマーは農作物の残渣を原料とした、100%オーガニック・ポリマーの研究開発に取り組み、化学肥料の使用低減に貢献することを目指します。当社は沖縄県内で柑橘類や海藻類など多糖類を含む農作物の残渣を収集し、それらをもとにEFポリマーの原材料多様化における可能性を研究します。また、EFポリマーを使用することによる、化学肥料の削減効果の実証実験を県内の圃場で行います。写真:左から内閣府沖縄総合事務局 農林水産部長 福島央氏、EFポリマー CFO 吉川弘志(※1)環境と調和のとれた食料システムの確立のための環境負荷低減事業活動の促進等に関する法律(令和4年法律第37号)(※2)農林水産大臣及び基盤確立事業を所管する大臣(農業用機械の生産及び販売については経済産業大臣 EF Polymerについて当社はオレンジの皮など果物の不可食部分の残渣をアップサイクルした、環境に優しい100%オーガニックの超吸水性ポリマー(SAP)を開発し、農業資材としてグローバルに展開しています。当社は、沖縄科学技術大学院大学(OIST)が沖縄県の支援を受けて実施するOIST Innovation Acceleratorを通じて、当時21歳のインド人起業家ナラヤン・ラル・ガルジャールにより2019年に設立されました。現在はインド・日本で約30名のチームが一丸となり、当社製品の普及を通して、水不足を中心とした環境問題の解決につながるソリューションとなることを目指します。https://ja.efpolymer.com/ 関連記事(外部サイト)EF Polymer株式会社の基盤確立事業実施計画の概要