芯腐れ病の減少や初期生育を大幅に向上させ、希少性の高い県内パイナップルの生産性向上に貢献EFポリマーはこの度、沖縄本島本部町の「美らSUNファーム」に協力を経てパイナップル栽培における実証実験を行い、その途中経過を発表しました。植え付けから3ヶ月が経過した経過分析として試験区を比較すると、対照区とポリマーを土壌に混ぜた試験区(ポリマー区)では、初期生育に大きな差が見られました。画像提供:美らSUNファーム今回の実験では県産パイナップルの品種「ゴールドバレル」の栽培において、約150坪の広さの農地でEFポリマーの適用を行いました。ゴールドバレルは他の品種に比べて実が大きく黄色い円筒状で樽に似ていることから、名付けられたパイナップルです。栽培方法が難しく、栽培までに2年半以上の年月を必要とするため、希少性が高い品種とされています。ゴールドバレルを5年前から栽培する、本部町の美らSUNファームでは、化学肥料の低減に向けた取り組みを続けており、今回その一環としてEFポリマーの試験導入が行われました。対照区とポリマー区を比較すると、葉の長さや株の大きさに違いが見てとれます。美らSUNファーム代表の城間毅氏は「パイナップルは葉の大きさで後に成る実の大きさが決まります。今回のポリマー区の成長の早さにはとても驚いています。」と語ります。「パイナップルはサボテン科の植物で乾燥には強い一方、水分に弱い性質を持ちます。そのため、梅雨時期は毎年、芯腐れ病が発生し、悩まされていました。」「EFポリマーの特徴として、土壌で水分を保持してくれることは知っていましたが、水分を土中で溜め込んでしまうことで芯腐れを促進しないか、少し不安な気持ちも有りました。ところが梅雨が明けた今、結果を見てみると、むしろ芯腐れの本数は大幅に減ったんです。美らSUNファームではこれまで、多い時にはひと畝あたり2~30本のパイナップルが芯腐れ病を起こしてしまっていましたが、今回の試験区ではその数が10本以下と大幅に状況を改善することができました。」EFポリマーの営業担当、島袋優は「土中でのEFポリマーの作用についてはさらなる分析が必要ですが、ポリマーが土中の水分を適切に保つことができた結果、芯腐れ病の減少に繋がったのではないかと考えられます。にんじんなど他の作物でも同様の傾向が見られることから、雨量の多い時期でもポリマーが作物の成長のサポートをしてくれることがわかります。」美らSUNファームの城間氏は「ポリマーを使った区は生育が本当に早いんです。隣の畑では半年以上も前に植えつけを行ったのに、今ではほとんど同じくらいの背丈まで成長しています。このままのペースでうまく成長してくれたら、収穫までの期間を大幅に短縮することにも繋がりそうで、大いに期待しています。」と続けます。「美らSUNファームは、観光農業とエコファームの確立に向けて日々取り組んでいます。現在、エコファーム認証に向けて肥料の使用量を30%低減する活動を続けており、将来的には有機JAS認証を取れるような農地にしていきたいと考えています。栽培したパイナップルをお届けするだけではなく、農地で実際にお客さんに収穫を楽しんでいただき、美味しいパイナップルを食べて帰っていただきたいと思っています」と想いを語りました。EFポリマーでは、当社の製品を農地で実証実験を行っていただける生産者の方を募集しています。ご関心のある方はお問い合わせください。